ランニングと海が

海まで走って一休み。帰りも走るつもりが、気が変わってのんびり歩く。そんな日々も気づけばかれこれ30年近く。還暦を過ぎて、定年退職と転職さらには離婚と身辺には大きな変化がありました。新しい仕事にもようやくなじんで来たところです。単身生活にもすっかり慣れて、行動範囲を広げつつあるgayの身辺雑記。

東京体育館プール

上京する時には、その時の気分に合わせて懐かしい場所を訪ねることにしている。

その中の一つが、東京体育館プールである。学生時代の後半にその存在を知り、時々出掛けていた。民間に運営が委託されてから、随分イメージが変わった。特に変化が顕著なのは、スタッフの対応。

その昔、プールの監視員と呼ばれていた彼らは、その名の通り利用者の中に「不届き者」がいないかを監視するために、目を光らせていた。こちらに「思い当たる節」があるものだから、何となく避けていた。
今回、プールサイドまで進んでからキャップを忘れたことに気づいた私は、スタッフの青年に「レンタルのキャップはありませんか?」と相談した。
彼は頭を下げ、「申し訳ありませんが、レンタルはございません。お金をお預かりできましたら、私が買って参りますが😃」と、実にさわやかな笑顔で対応してくれた。本当にびっくりして、お言葉に甘えた。待つこと数分、キャップとおつりを手に彼は再び笑顔で私の目の前に登場した。「お待たせしました。どうぞ、お使い下さい。」

スタッフの青年が買って来てくれた白いキャップf:id:nobuon109:20170730073546j:plain

民営化されて、良くなっていることやモノはいろいろあると思われるが、東京体育館のプールはその筆頭ではないかと感動した。