前の記事で触れた、赤い水着は何人かの奇特な購入希望者がいて下さり、無事に売却できた。その代わりというわけではないが、ランニングにも使えるようなスパッツ(レギンス?)を購入した。
通販と同じか、かえって早いくらいの到着。メルカリの特徴だが、お互いに住所も名前も伏せた状態で品物と代金のやりとりが完結するシステムは、良く出来ている。同僚の勧めでやり始めたが、私がどんな品物を売買しているか、もし彼が知ったらどうなるのだろう?想像がつくような、つかないような…。
また一つ、「秘密」を持ってしまった。
昔読んだある小説にこんな場面があったのを思い出した。手紙の中身を問われた主人公が義母に向かって、「秘密を持つのが、大人になるということです」という趣旨の発言をして、答えることを拒む。その発言を機に、義母の主人公に対する嫌がらせがエスカレートし、ついに自殺未遂に追い込まれて行くというストーリー。ごく一部のこの場面だけを紹介すると、とんでもないメロドラマだが、全体としてはスケールの大きな、人間について考えさせられる、良い小説だと思う。
なぜ、メルカリの話が小説の紹介になるのか。相変わらずの私のブログにお付き合い下さる皆さん、ありがとうございます。