ランニングと海が

海まで走って一休み。帰りも走るつもりが、気が変わってのんびり歩く。そんな日々も気づけばかれこれ30年近く。還暦を過ぎて、定年退職と転職さらには離婚と身辺には大きな変化がありました。新しい仕事にもようやくなじんで来たところです。単身生活にもすっかり慣れて、行動範囲を広げつつあるgayの身辺雑記。

巨人の星よりアタックNo.1(スポーツ考)

いつも読ませて貰っているブログがあって、そこで展開されるみなさんのやりとりに、感心することがしばしばである。

先日は、ゲイとスポーツ(運動)の関わりというか、子どもの頃から多くの人が特定の種目に、苦手意識を持っていたことや、それを避けて「勉強」に走ったこと、成人してからもコンプレックスが強いこと、我が子にキャッチボールをせがまれたらどうしようと悩んでいることなどが、ユーモアたっぷりにあるいは真剣に語られた。

私もコメントをさせてもらったので、ダイジェスト版をこちらに。

巨人の星」より「アタックNo.1」が好きだった。
前者は、主人公が父の果たせなかった夢を叶えるべく、野球を強制され、さまざまな苦労の末に亡くなる話。
対照的に後者は、恵まれた家庭のお嬢さんが転地療養のために移住した土地で、たまたまバレーボールと出合い、その魅力に触れてひたすら打ち込むという話。野球とバレーボール、どちらが好きかということではなくて、スポーツに対する捉え方の問題である。
スポーツを何かの手段にすること、特に貧困を乗り越えるためにスポーツを利用することに、強い嫌悪感を覚えていた子どもだった。周囲の熱狂をよそに「やりたい人がやればいい」と言い切り、半ば強制的に参加させられる地域のソフトボールの練習を拒否していた私は、間違いなく「異端児」だったがそのことでいじめられる訳でもなかった。好きなようにさせてくれた、周囲の人に感謝するばかりである。