ランニングと海が

海まで走って一休み。帰りも走るつもりが、気が変わってのんびり歩く。そんな日々も気づけばかれこれ30年近く。還暦を過ぎて、定年退職と転職さらには離婚と身辺には大きな変化がありました。新しい仕事にもようやくなじんで来たところです。単身生活にもすっかり慣れて、行動範囲を広げつつあるgayの身辺雑記。

10月の総括(180)

11月も早下旬、今年も残すところ40日。驚くしかないというのが実感だが、読んで下さった皆さんはどうだろう。

40年ぶりに東京で年末年始を過ごしてから、すでに300日以上経過している。その時には全く思ってもみなかった心持ちで、ここ数ヶ月を過ごしている。

 

毎日、休まず出勤してやるべきことをやっている。この時期は、とても大事な案件があって、相手方との交渉を繰り返して、少しでも良い条件で決着させなければならない。

昨年は、初めてのことだからと多少のヘマは許容して貰えた。上手く行かなくても、責められることもなかった。2年目の今年は、当然のことながら、そうは行かない。周囲がというより自分自身が、仕事の進め方や出来映えに対して、目標とするレベルを設定していて、それに照らした時に評価が低い。評価者はもちろん自分自身だから、客観的かと言われたら違うと言わざるを得ない。主観以外の何物でもないが、私はそれを大事にしたいタイプである。数ヶ月かけて出した、退職するという答えはやはり間違っていないようだ。

転職活動は継続しているが、応募するまでにはなかなか至らない。AIが勧めてくれる求人というものがあって、これがかなり疑問…。何故、この求人を私にと思うこともしばしば。もしかしたら、私の設定ミスなのかも。

20年以上の付き合いになる、40代の女性二人と久しぶりに飲む機会があった。身近で生活していた頃の、私の言動を実に良く覚えてくれていて、それに支えられたとか、今でも折に触れて思い出すとか、そんなことを話してくれた。下がっていた自己評価が、彼女たちと話している最中にはっきり上がって来たことには、驚いた。

自己評価がすべてと固く信じている。だから、それが低い状態であることに耐えられない。その一方で、他者の評価や感謝の言葉に、いとも簡単に気分が高揚する自分がいるという事実。気持ちを整理するのに、まだまだ時間がかかりそうな秋の終わりである。

ランニングの効用を改めて考えているところでもある。10月は目標をわずかに下回ったものの、180キロ走れた。走りながら、いろいろなことを考えているうちに、62歳の誕生日が近づいている。そのこと自体が、実は特筆すべきなのかもしれない。無心などという境地に、いつか辿り着けるのだろうか。