常々思っていることだが、昔の人は本当に「上手いことをいう」ものである。
歳だと言ってしまうと、実もふたもないが、この冬は毎日のように、「夜中にトイレ…」で目が覚めている。中高年向けのサプリメントの唄い文句の、まさにターゲット。「なんだかなぁ」と感じて、やはり嬉しいものではない。夜中に目が覚めたからと言って、その後眠れないとか、昼間に眠気が襲って来て支障をきたすとか、そういうことはない。老化はそれ自体、良いとか悪いとか評価するものではないだろう。文字通り、自然にあるがままに受け入れることができれば、何も問題ではない。
単身生活も、三ヶ月目に突入した。住まいが一戸建てから、マンションに変わったことを「夜中の覚醒」に関連付けて、「老化という現実」から目を反らしてはいけない。
昨夜、わりに早くベッドに入ったので今朝は5:30過ぎに目が覚めた。夜中の2:00ごろトイレに起きたにもかかわらず…。それでも、別にイヤな目覚めでもなかったので、そのまま支度をして出勤した。
いつもより随分早いバスに乗った。いつものバス停で降りて、寄り道をした。山笠でお馴染みの櫛田神社である。地元の、氏子さんなのだろうか、お参りをしている姿があるだけで、静かな佇まいだった。
春は確実に近づいている。