あえて選んだ、新大阪発博多行きの「こだま」。高齢者向けの割引切符で、6000円という価格は素晴らしいと実感しながら、旅の終わりを楽しんでいる。
松山千春の「人生の終わりに」という曲がある。「人生」を「たび」と読ませるセンスは、好き嫌いの別れるところだろう。先日、久しぶりにカラオケで歌ったが、懐かしかった。何度か記事にしているように、私は歌詞が好きになるとその歌が自動的に覚えられるタイプで、この歌もその中の一つ。
「回り道でも 人生の終わりに 君にもう一度 会えたならいいね (繰り返し)」というサビが松山千春の高音で表現されて、ヒットした。
岡山駅で20分ほど停車する。こだま号は、いろんな駅で待ち合わせをして、後続の電車に抜かれて行くが、旅の終わりを味わいながら乗っている分には全然悪くない。人生の終わりを意識しながら生きて行くこともまた、全然悪くない。