8月も16日。お盆休みが終わって、仕事再開というところだろうか。私は明日まで休みが取れたので、もう少しだけ、非日常を楽しむことにする。
この夏帰郷した人も多いことだろう。私も、高校卒業後すぐに故郷を離れたので、かれこれ40年近く、帰郷する立場であるが、ここ数年は親として子どもを迎えることにもなった。義弟一家と社会人一年生の息子が、同じタイミングでやって来たので、にぎやかな一週間であった。皆で食事をしたり、遊びに行ったり、小学生の甥っ子を中心にほとんど全てが展開された。やはり子どもの持つ「力」は絶大で、周りの大人はついついがんばってしまうもののようだ。息子も久し振りに会う年の離れた従兄弟に甘えられて、いつになく「良いお兄さん」ぶりを発揮していた。
そんな中で、私も実家に帰って本来の「ダメな弟」役を存分にやって来た。成人してしまった甥や姪たちがほとんど来ていなかったので、老人会の集まりのようになっていたのだが、いつまでたっても弟は弟。仕事でのちょっとした「失敗談」をネタに、座を盛りあげることも忘れず、勿論自分自身も楽しんで、私の「任務」は無事終了。
幼なじみの家を30年振りに訪問して、お母さんにお目にかかることが出来た。「ご無沙汰して・・・」と、ご挨拶したらとても喜んで下さったのと、駅まで送ってくれた幼なじみが珍しく改まった表情で、「母が喜んでくれたよ、ありがとう。」という趣旨の台詞を口にしたので、びっくりしてしまった。