ランニングと海が

海まで走って一休み。帰りも走るつもりが、気が変わってのんびり歩く。そんな日々も気づけばかれこれ30年近く。還暦を過ぎて、定年退職と転職さらには離婚と身辺には大きな変化がありました。新しい仕事にもようやくなじんで来たところです。単身生活にもすっかり慣れて、行動範囲を広げつつあるgayの身辺雑記。

社会人生活の総括 その2

何年かおきに部署を異動する仕事だったので、勤務先としては、八箇所経験した。
いわゆる「出世・昇進」とは無縁な人間だった上に、誰にでもある、「合う・合わない」が、非常に強く出るタイプだった。適応力が低いというか、順応性に欠けるというか…。異動する度に、馴染むのに時間がかかった。

最初の勤務先は誰にとっても特別だろうから、除外すると、私にとって一番良かったのは、最後の勤務先だったと断言出来る。
「終わり良ければすべて良し」という言葉を実感しながら最後の一年を過ごして、同僚にいろいろ伝えるべきことは伝えて、受け継いで貰える部分はそうしてくれるだろうし、変えるべきだと判断されればそれもまた良し…。そんな清々しい気分で退職出来たのは、非常に嬉しいことだ。
そこに至るまでのいくつもの勤務先で、上手く行かずに悩んだことも多かったが、やり残したことは特にないと思えるのは幸せなことだと、改めて思う。

転職して、間もなくふた月。新しい仕事は、三月までやっていた仕事を、外部の力も借りながら支える業務が中心。関係機関に働きかけて、制度や必要なら条例や法律をよりよいものに変えて行くことが、最終目標になる。「機は熟した」と感じているのは私だけではない。もちろん、一筋縄では行かないが、自分たちのやっていることが、後に続く人たちの役に立つと信じていられるのが何より、毎日働くmotivationになる。

この記事を読んでくださる皆さんも、それぞれ働く中でいろいろな悩みや苦しみを持っていらっしゃるだろう。近くの方とそれを共有することから、何か糸口が見つかることも多いのでは。
そんな甘いもんじゃないよとおっしゃる方が多いかもしれませんが、37年間働いて来た私の実感です。