はずなのだが、日本のあちこちで連日猛暑日となり、台風で大きな被害も出ている。停電や断水で不自由な生活を余儀なくされている方々、お見舞い申し上げます。
上半期が終わり、休む間もなく下半期の準備が始まっている。製造や営業とは異なる仕事柄、「納期」があるようなないような…。
期限とか締め切りはあるのだが、そこはただの区切りであって、それ以上の意味はない。「結果」が出るのは、いつになるのか誰にも分からないし、その「評価」も厳密な基準があるわけではない。客観的な指標(数字)があるけれど、そこに現れない部分に「腕の見せ所」がある…。不思議な仕事なのだと、書いてみて再認識している。
何も分からないまま職に就いた三十数年前、誰かの目を気にするのではなくて、自分に何が出来るか考えて、自分で決めたところまではやるものだということを、当時の先輩方が文字通り背中で見せてくれた。
瞬く間に時が流れて、あと数年で退職することになる。今私が、果たして先輩方のように「背中で見せて」いるのか、それとも後ろ指を指されているのか、知る由もない。
四季になぞらえると、朱夏からそろそろ白秋…というところだろう。職業人としてはまさに玄冬。めぐる季節の中で、何をすべきか(後に続く人たちに何を引き継いで行くか)自問自答している。