ランニングと海が

海まで走って一休み。帰りも走るつもりが、気が変わってのんびり歩く。そんな日々も気づけばかれこれ30年近く。還暦を過ぎて、定年退職と転職さらには離婚と身辺には大きな変化がありました。新しい仕事にもようやくなじんで来たところです。単身生活にもすっかり慣れて、行動範囲を広げつつあるgayの身辺雑記。

季節はめぐる

はずなのだが、日本のあちこちで連日猛暑日となり、台風で大きな被害も出ている。停電や断水で不自由な生活を余儀なくされている方々、お見舞い申し上げます。

上半期が終わり、休む間もなく下半期の準備が始まっている。製造や営業とは異なる仕事柄、「納期」があるようなないような…。
期限とか締め切りはあるのだが、そこはただの区切りであって、それ以上の意味はない。「結果」が出るのは、いつになるのか誰にも分からないし、その「評価」も厳密な基準があるわけではない。客観的な指標(数字)があるけれど、そこに現れない部分に「腕の見せ所」がある…。不思議な仕事なのだと、書いてみて再認識している。

何も分からないまま職に就いた三十数年前、誰かの目を気にするのではなくて、自分に何が出来るか考えて、自分で決めたところまではやるものだということを、当時の先輩方が文字通り背中で見せてくれた。
瞬く間に時が流れて、あと数年で退職することになる。今私が、果たして先輩方のように「背中で見せて」いるのか、それとも後ろ指を指されているのか、知る由もない。

四季になぞらえると、朱夏からそろそろ白秋…というところだろう。職業人としてはまさに玄冬。めぐる季節の中で、何をすべきか(後に続く人たちに何を引き継いで行くか)自問自答している。